インタビュー

MARTHA(マーサ) デザイナー 出口氏 MARTHAに至るまで



・第三章 これからのMARTHAの展望 後編

――MARTHAはよりよいアイテムをお求めやすい価格で提供しているブランドだと思いますが、 高価なアイテムにも意味があると思っています。
価格を上げるといい生地、いい素材が使えるようになりクリエイティブの幅が広がるじゃないですか?
それに対しては興味を持ったり、方向性はございますか?

少しずつ増やしていきたいなと思ってますね。
今の感じだと、作ってる路線を変えるのではなくて、
もうちょっと高価な素材を使うっていう意味での変化のつけ方

――そういうのを分かってくれるお客様だと出口さんも楽しいですね。

そうですね
でも、それを増やすのではなくて、 全体の中の1割とか2割とかの商品をそういうものにシフトしていくっていうのは考えてはいますね。

――高い素材を使った場合、それを画像で表現できますでしょうか?

画像での表現はなかなか難しいと思います。ですので、文面やタイトルで・・・
トライアルとして取り組んでいきたいですね。
たとえばジャガードであったりとかっていうので 見た目にも高額に見えるような商品もあるとは思うんですね。
それは伝わりやすいじゃないですか。
それはたぶんそういうのがあれば使っていきたいとは思ってるんですけど。

――はい

たとえば、 シンプルなカットソー素材のワンピースなんだけど、シルク混。
そういった素材の良さはオンラインではまだまだ伝えにくいですよね。

――シルク混とは言っても、手触りやサラサラ感はまでは・・・難しいと思います。
生地をアップで撮ったら伝わるんでしょうか?

伝わらないと思います。
やっぱり着ないと・・・

――そのあたりは今後のチャレンジが残っている面白い部分ですね

そうですね
でもまあ今ぼやっとですけどあるのかわからないですけど。
今MARTHAは中国で生産しているじゃないですか。
中国の強みといえばシルクであったりとかカシミアであったりというとこなんでそういうものが使っていければなと思いますね。

――出口さんの夢は何かありますか?
夢というか目標というか・・・・

まず近場の目標で言うと、やっぱりMARTHAのワンピースを着てもらって、
いいコメントをもらってっていうのが一番うれしいことなので
そういうお客様をひとりひとり丁寧に増やしていきたいなと思います。
一番うれしいことっていうのは、MARTHAのアイテムを着ている人を街中で見かけたりとか。

――よりよい商品を今の値段で変わらず提供して、できるだけたくさんのお客さんがMARTHAを買える様にいろんな販路においていくと。

そうですね
いろんなお店から、MARTHAを取り扱いたいなと思われるような形にしていきたいですね。

 

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